2023-09-30 (Sat) 02:00
ちょっと寝落ちしたけど、先ほど録画したフリーレンのアニメを見終わった。
原作だと2巻8話、あてもない旅だったはずのフリーレンの旅の目的が決まったところまでを忠実にアニメ化していた。
アニメのクオリティの高さはもちろんのこと、原作の唯一の弱点?だった動きの無さも克服されていて、文句のつけようのない完璧な出来だった…と思う。断頭台のアウラ様がまだ登場していないこと以外は。
原作読んで知ってたはずなのに、アニメで声が付いて動くとまた違った物語のように感じる不思議。
なんだろうこのキャラの心情とかが心にスッと入ってくる感じ…やっぱ声の力って声優さんってしゅごい。
あれ、おかしいな、フリーレンってこんなに可愛かったっけ?原作ではアウラ様を殺した憎き仇のはずなのに。
この作品の見どころは、年月の経過の描写にあると言ってもいいと思うんだよね。
一番最初に魔王を倒したばかりの若かりし頃のヒンメル一行が出てきたと思ったら、次の場面ではいきなり50年後になっていたりと、
普通の人間と長命のエルフの時間の感じ方の違い…みたいなものの描かれ方がすごく秀逸で興味深かった。
周りの人達が年老いて色々変わっても、フリーレンだけは以前と変わらず接していて、まるでフリーレンだけが時の流れに取り残されたかのような感覚さえあった。
未来でフリーレンが一人ぼっちにならないように…ヒンメルが銅像をたくさん作らせた理由が少しだけわかるような気もした。
原作読んでたときから気になってたんだけど、ヒンメル、ハイター、アイゼンには奥さんや子供はいたのだろうか?(俺が見逃してた可能性もあるけど)
ヒンメルはフリーレンという想い人を忘れられずに生涯独身を貫き通した可能性も考えられるけど、じゃあハイターやアイゼンは?
俺はずっとアウラ様はフリーレン一人に負けたんだと思ってた。
でも今回のアニメを見てその認識をちょっと改めずにはいられないかもしれない。
今のフリーレンを形作っているのは、フランメやヒンメル一行などこれまでフリーレンが関わってきた多くの人達なんだということを。
フランメがいなければ、ヒンメルがいなければ、あんなに簡単にアウラ様がフリーレンに負けていなかったかもしれない。
ヒンメルもカッコ良かったけどハイター(特に年老いてからの)のカッコ良さがハンパなかった件。
今回の話の中では老ハイターの家でフェルンと三人で過ごした時期が一番好きかもしれない。
フリーレンとフェルンと老ハイターが3人で食事を取る何気ない日常のシーンが家族みたいですごく好きだった。
あと俺的にはフェルンが成長していく過程も見どころの一つだった。
特に成長したフェルンのある部分がフリーレンを完全に凌駕している描写が…いやあえてこれ以上は言うまい。
フリーレンが本格的にかつてのヒンメル勇者一行の軌跡をなぞり始めることはつまり、魔族にとっては魔王軍の残党退治という悪夢の始まりとなるわけで…
それでも俺らのアウラ様ならきっと原作の理不尽な運命をも覆してフリーレンに勝つと信じてる!打倒フリーレン!
とりあえずアウラ様がフリーレンと戦うときまでに役に立つように現時点で判明しているフリーレンの弱点をまとめておいた。
・ミミック
・朝が弱い
・貧乳
そういえばミミックというわかりやすすぎる弱点があるのに、なぜ魔族は誰もそこを攻めてこないんだろう?ソリテールさんやシュラハトあたりは絶対にわかっていただろうに。