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大高忍の手書きブログ「竜臣と黒子と兼竜(14年前)」の感想

2022-07-02 (Sat) 21:20

先日、大高忍先生の手書きブログが更新。今回は結構なボリュームの漫画が数日に分けて更新されてた。

ここでも大高忍先生の真骨頂の人間ドラマが繰り広げられてて、本編に負けず劣らずの面白さなんだけど、これ単行本におまけ漫画として収録されるのかな?それとも手書きブログ限定?

ちなみに今回掲載されたのは上杉武士団の過去編で、14年前ということは時期的には五武士団共闘作戦で各武士団の主力が黒犬&三鬼神に壊滅させられた翌年になるのかな。

上杉武士団では突然当主と次期当主がいなくなったことによる後継者争いが勃発…まあよくある話だよね。

今回のお話では、サブタイトルにもあるように、若き頃の竜臣15才と黒子12才と兼竜12才が登場、ハッキリ言って前髪ぱっつん?おかっぱ?黒子が可愛すぎた。

俺が特に大高忍先生がすごいと思ったのが、それまで竜臣の忠実な部下だった黒子が次のシーンで人が変わったかのように竜臣に「なぜ、早く(竜臣の後継者争いのライバルの)本庄繁十羅に支配者の座をお譲りにならないのですか?」と言うシーンがあって、

黒子の口からはなぜそう言うに至ったかの経緯が語られ、そしてそんな黒子に対して竜臣は自分が支配者にならなければならない本当の理由を話したわけだけど、ここの二人のやりとりはまさに大高忍先生の真骨頂というか大高忍先生でなければ描けないと思ったね。

竜臣も黒子も(ついでに兼竜も)若い頃は武蔵や小次郎みたいに思い悩んでいた時期があったんだとわかって親近感が湧いてきた。

でも最後は兼竜が脳筋力技…圧倒的なパワーを見せつけることで後継者争いを解決してたのにはちょっと笑っちゃったけど。

(もっと血みどろな内部抗争的なものを想像していただけに)

人それぞれ抱えている苦悩や人間性の歪みなんかも大高忍先生の真骨頂なわけだけど、父性に飢えてる根が甘やかされて育ったボンボンwってそんなん大高忍先生以上にうまく表現できる漫画家さんを俺は知らないw

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