2021-09-24 (Fri) 00:01
年上で年下のいとこの女性は好きですか?…大好きです!!
そんな本日発売のLaLaに掲載された夏目友人帳第113話の感想です。
今回のお話は、ある人物から頼まれごとをされた夏目&ニャンコ先生が、雪が降る中、とある屋敷を訪ねたところから物語が始まりますが…
そもそも友人と会う約束で招かれたにもかかわらず家に入れてもらえず、そのうえ夏目&ニャンコ先生が妖臨戦態勢とか、どう考えてもただごとじゃないし。
あ、ちなみに対妖臨戦態勢というのは、夏目が妖相手に人間だとバレたくない時によくつけてる目隠し?お面?のことで、俺が勝手にそう言ってるだけ。
でもいつもなら話の途中で妖がらみの厄介ごとに巻き込まれていくのがお約束のパターンだけど、冒頭から何の説明もなしにいきなりがっつり首を突っ込んでるのは今までにないパターンかも。
どうやら夏目&ニャンコ先生は屋敷に捕まってるかもしれない友人を助けに来たようだけど、正面がダメなら庭の方からでも…って問答無用で人様の屋敷に不法侵入とかこれはいよいよただごとじゃない感じがしてきたな。そもそも夏目の友人って一体誰なんだー!?田沼!?タキ!?それとも…!?
そんなふうに人間を捕まえるくらいだから、てっきり凶悪な恐ろしい妖か逆恨みで敵対する祓い屋が現れるのかと思いきや、
それがまさかあんなにも美しい着物姿の女の人が現れるとは正直驚かされたし。それにしても本当におふつくしい…名取家分家の長子・名取美弦(なとりみつる)を名乗るその女性があまりにも自分の理想の年上の女性過ぎて死ねる。
え、またいつものパターンでどうせその人も妖じゃないかって!?
「落ちても凍らせたものならば褪せることなくいつまでも美しく眺めていられるのでしょうか」
やっぱりどこからどう見ても人間にしか思えないし、
そんなふうに風情や情緒を理解していて、見た目に違わず淑やかで気品がある振る舞いをするこの人が妖であるはずがないし、
何よりようやく巡り合えた俺の理想の年上の女性が妖なはずがない!←
美弦さんは今やすっかり没落した名取家…名取一族の現状についても詳しく教えてくれたけど、名取ってどこかで聞いたような…ああやっとわかった、夏目の友人って俳優もやってる祓い屋の名取周一のことか!
隣で護符の書き方のお手本を見せてもらった時の周一とのエピソードを嬉しそうに語る美弦さんの表情に思わず見とれてしまいそうになった。名取に対する美弦さんの想いが伝わってくるようで。こんなにも人間らしい妖がいるわけがない!
美弦さんが「誰もあの人の求める同志には成りえない」と言ったのは夏目にとっては痛いところを突かれたようにも感じた。
だって夏目と周一はよく助けたり助けられたりするいわば協力関係にあるわけだけど、両者の妖に対するスタンスは根本的に異なっているのだから。
美弦さんの周一の支えになって寄り添い道を共にするという強い覚悟、ここに唯一招かれた夏目への強い対抗心、これが心揺さぶられずにいられるだろうか。
たとえ突然護符で夏目に襲い掛かってきても、名取の式達に見下したようなことを言っても、俺は美弦さんを信じてる…信じてるぞー!
夏目達がようやく周一を発見!…したものの、周一は夏目達のことをすっかり忘れているだけではなく、結界内に侵入した敵の妖と勘違いして敵意むき出しの目で見てきたのには正直ちょっと堪えた。
でも年下のいとこの美弦さんを守ろうとした、周一と美弦さんのやり取りや二人の関係性(がたとえ偽りであっても)憧れずにはいられなかった。
それこそ周一を助けに来たはずの夏目やニャンコ先生の方が敵じゃないかと思えてしまうくらいに…
「あなたに頼まれて(伝えに)来たんです」
「あなたには年下のいとこはいません」
…え、夏目、おまえ何言ってんの!?
周一も「あんな幻影に捕まるなんて」とか言ってて幻影って何だよ!?
美弦さんは周一の年下のいとこの女性なんだろ!?
美弦さんが年下のいとこでもなく、ましてや人間でもない幻影だとか、ハハハハハそんなのありえない…嘘だよな、嘘だと言ってくれよ緑川ゆきぃいいっ!?
最後に、今月号掲載の夏目友人帳関連情報を以下にまとめてみました。
ニャンコ先生ショップ公式Twitterスタート
https://twitter.com/nyanko_sensei_s
最新単行本第27巻通常版&アクリルフィギュア特装版発売中
https://www.hakusensha.co.jp/benefits_event/60697/
9月24日
LaLa11月号発売。夏目友人帳最新話が掲載。
11月24日
LaLa1月号発売予定。夏目友人帳最新話が掲載予定。
※LaLa1~3月号は3号連続「夏目」ふろく