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夏目友人帳 亡き友を訪ねて後編(第107話LaLa2020年11月号掲載)の感想

2020-09-24 (Thu) 05:36

今回の夏目友人帳はセンターカラー33ページ!
先日発表された最新単行本第26巻や新作劇場版の情報も載っています!

前回までのあらすじ、夏目とニャンコ先生は琉金ゼリーを買った帰りのバスの中で、枇杷の人でもおなじみの依島と偶然出会い、成り行きで一緒に依島の旧友で今は故人の日下部邸を訪れたところ、なぜか二人のはずの娘が三人に増えていて…!?

着物姿の美しい娘達。名は華江、蝶子、月代。

この中の誰か一人が妖かもしれない…と言われても三人とも妖しい感じがしまくりで全然見分けがつかないし。

もし本当に一人が妖なのだとしたら、(夏目のように妖が見える人でない限り)他の二人には見えていないはずなんだけど、三人のやり取りにも全然不自然なところはなかったし。

でも人間の夏目や依島には無理でも、(これまでも同じようなシチュエーションで何度も妖の正体を見破ってきた実績のある)ニャンコ先生なら…と思っていたらニャンコ先生にもわからないとか、ちょ、一体どうなってるんだよ!?

それにしてもこの三人娘えらいノリノリである笑 年頃の娘が初対面の大人の男相手にいきなりフォークに刺したお菓子をあーんしてくるとは、やっぱこいつら全員妖なんじゃないか!?←

依島は夏目を帰らせようとしていましたが、以前の夏目や名取もそうだったように、親しい人間を巻き込まないように遠ざけてあえて一人になろうとするのは、いわゆる見える人達に共通するところなんでしょうね。

まるで以前の自分を見ているようで放っとけないから積極的に関わっていくとか、ホント夏目は変わったよなあ。

依島と在りし日の日下部の回想シーンも描かれていて、二人の会話の中に後に日下部の恋人となる清子さんという女性の話題も出ていたけど…

え、ちょ、待って!?清子さんがすぐに事故で他界って!?
あの三人が恋人との間に産まれた娘じゃないのだとしたら…ちょ、怖い怖い怖すぎるんだけど!?

しかもニャンコ先生にも正体が見破れないってそんなのあり得るのか!?。
そのうえニャンコ先生をあそこまで怯えさせるとは…妖を怖がるニャンコ先生とかすごく新鮮ではあるけど…タキ相手の時みたいに可愛いものを見た時の女の子特有のハイテンションに翻弄されてるのともちょっと違う感じがするんだよなあ…

そしてついに妖の本性を現した三人娘たち、ニャンコ先生がどこかへ連れ去られて行ってしまい、本格的なホラー展開突入か!?と思いきや意外とあっけなく種明かしがされてしまいましたね。

最初から日下部に実の娘などおらず、日下部が買った人形に宿っていた妖、それが三人娘の正体でした。

結局は依島の勘違いを利用した日下部と娘達にからかわれていただけだったという…うんうん俺もなんとなくそんな気がしていたんだよなあ←

いつか訪れた友人ににぎやかな日々を楽しんで過ごしたと伝わるようにめいっぱい歓迎して種明かしを、か…そういう遊び心は嫌いじゃないですけどね。

手紙を出す回数が減っていった理由が、力の入らなくなっていく字では妙な心配かけてしまうからもしれないとか、ちょっと泣きそうになってくるんだけど。

今回の夏目友人帳も終わってみればちょっと切ないけど心温まるそんなお話でしたね。
依島が読んだ手紙に書かれていた相変わらずの他愛のないことというのが気になってしまうんだけど…

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