2020-01-05 (Sun) 23:19
今回はようやく見せ場が来た獅郎のターン!
身体を張ってサタンを追い払い、ユリさんと二人で逃避行をし、ヘタレだったのがようやく自分の気持ちに素直になるもすでに時遅く…
獅郎と二人で逃避行した時のユリさんの最期がすごく幸せそうだったのが印象的だったけど、
獅郎にしてみれば気持ちを伝えるのも何もかもが遅すぎて後悔してもしきれないわけで…
前回までの流れだと獅郎の方が死にそうな感じだったけど、まさか獅郎が生き延びてユリさんが死んでしまうとは…
1巻1話のあのときも同じ方法でやれば藤本獅郎死ななかったんじゃね?とも思ったんだけど、あのときはサタンに憑依されてから時間もかなり経っていたのでやっぱ難しいか…
「お前を死なせない」と言った時の獅郎は最高にカッコ良かったんですけどね…
「貴方のそれは愛じゃない」
私もどちらかといえばサタンと同じように相手の気持ちや状況を考えずに自分の気持ちを一方的に押し付けてしまうタイプの人間なので、最愛の人のユリさんに拒絶・否定されてしまうサタンに現実の自分を重ねて見てしまうんですよね…
燐は二人のすぐ近くにいたのにどうしてバレないのかが謎だ…
今度もう一回単行本読み返してみるかな…
獅郎がユリさんを連れて逃避行したことで、久しぶりにユリさんと獅郎が二人っきりになれて、少なくともユリさんはこれまでで一番幸せそうに見えたのがせめてもの救いだった…と思う。
ユリさんが燐と雪男の名前をつけるシーンとか思わず泣きそうになったんだけど。
ユリさんが「雪男でもあったかいよ」と言ったのは、たしかユリさんと獅郎がはじめて会ったときでしたっけ…
「今度こそ一緒に暮らそう俺が父親役でお前が母親役をやるんだ」
これたしか20巻89話でユリさんが獅郎に言ってたこと…
獅郎あのときは変態女とかぬかしてたのに、お前ってやつはもう何もかも遅すぎるんだよ…
「兄弟仲良くね」
それがユリさんの最期の言葉になったわけですが…
今回の獅郎を見ているととてもユリさんの願いを叶えてあげようとかそんな余裕は無いように見えるけど…
「初めて会ったときからずっと…俺も好きだ」
このセリフを22巻103話でユリさんに好きだと告白されたあの時に言っていれば…と思わずにはいられない。
「なんで俺は…どうしてもっと…俺さえ 全部俺が悪い…!!!!」
そうすれば未来も違っていたのかも…当の本人の獅郎が一番それをわかっているのだろうけど。
(それに多分幼い頃のユリさんが燐火に目をつけられた時点で、獅郎が何をどうしようとすでに未来が決まっていたという見方も)
たしかに獅郎はどうしようもないヘタレの臆病者だったかもしれないけど、それにしたってこんなんあまりにも酷すぎる辛すぎる。
更に追い打ちをかけるかのようにまさかのイエティ襲来…かつてメフィストが獅郎に「貴方が一度でも悪魔の前に屈した時は私のお願いを何でも一つだけ聞いて下さい」と言っていたのはまさかこのことなのか…!?