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夏目友人帳 眠る依代の里其の二(第101話、LaLa2019年9月号掲載)の感想

2019-07-24 (Wed) 02:42

家出したニャンコ先生(後にニャンコ先生でないことが判明)を追い白霞焼の里へとやってきた夏目は、そこで性質の悪いコレクターに目を付けられて、危ういところを名取さんと的場に助けられて…

ごめん俺、的場のこと完全に誤解していたかもしれない。

てっきり今度もまた的場(一門)が引き起こした妖絡みのトラブルに巻き込まれたものかとばかり思っていたので…

でも実は的場は今回の件とは無関係で、しかも(半ば名取さんに強引に連れて来られたとはいえ)一門にとって大事な会食よりも夏目のことを優先してくれたとか、俺ちょっと的場のことを見直したかも。

そして何と言っても名取さんですよ。今回名取さんが助けてくれなければ夏目とニャンコ先生はどうなっていたことやら。

「!名取さん」のシーンの、名取さんと夏目が、完全に主人公とヒロインのそれだった件←
(そこに的場も加わると…いやこれ以上深く考えると後戻りできなくなる可能性があるのでやめておくことにしよう)

しかし夏目とニャンコ先生だけでは手に負えない位の厄介な事態に巻き込まれると、ほぼ必ず名取さんもそこに関わっているのは、もはや運命としか←

そして的場と名取さん、この最強祓い屋の二人が一緒にいてくれるとか、これほど心強いことはないだろうと。

今度の敵・伴は妖ではなく妖コレクターの人間ということが前回のお話で明らかになっていましたが、いつも妖と戦う時よりも勝手が違うというかやりにくそうな感じがしまくりです。

ぶっちゃけ何が言いたいのかと言うと、今回の勝利条件がイマイチはっきりしないんですよね。

正確には業界でも悪名高い女性コレクターに仕える術士(祓い屋)とのことですが、いつものように妖が相手だと退治したり封印すれば大体問題は解決していましたが、人間が相手だとまさか殺すことはできないだろうし(名取さん達の話を聞いた感じだと)一度目を付けられたらずっと狙われ続ける可能性も十分あり得るし一体どうしたらいいんだー!?

「こんなところまで先生とおれを助けにきてくれてありがとうございます」

夏目のこういうところがこの場にいる全員に夏目を助けたい守りたいと思わせるんだろうなあと。

「一体どれだけこの私を見てきたのだ
お前が恐れるべきは下等な狩人などではなくこの私なのだ」

そしてニャンコ先生のこのセリフですよ。

どれだけ私を見てきたのだ~というセリフからは、夏目とニャンコ先生がどれだけ長い時間を一緒に過ごしてきたかを感じさせるのと同時に

普段は愛くるしいおっさんニャンコにしか見えないニャンコ先生が、実は斑という大妖であることを嫌でも思い出させられる、そんな怖さを感じさせられました。(もっとも夏目の表情からするとニャンコ先生が心配かけまいと強がりを言ってる、そんな感じでもありましたが)

こんなふうにニャンコ先生が夏目に適度な距離感?関係性?をもっと意識すべきと忠告するシーンは、これまでも何度かありましたよね。

名取さんが友人帳のことを知ってくれているのはすごく心強いのと同時に、(夏目と名取さんでは妖に対する考え方が違うから、相容れない部分もあるだろうし)あまり深入りしすぎないで欲しいと思う気持ちも…

あの無数のニャンコ先生の招き猫の体達もそうですが、白霞焼の里には、まだ夏目達が知らない秘密が隠されていそうですね。

つーか、ラスト、さっきまで話していた職人さんがいなくなったと思ったら宙づりとか、怖すぎなんだけど。
最近の夏目友人帳は痛々しい描写が減っている反面ホラー要素が増えてきている気がしないでも。

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Comments







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いくの

No title

(ある程度行動パターンが読めていた)妖を相手にするのとは違って、何をしてくるのか予想がつかないところが怖いです。
七猫さんがおっしゃった人質交換の要求の可能性もあるかもです。
2019-08-05-07:13 いくの(管理人)
[ 返信 * 編集 ]

今までにない敵

捕まった笹後が気になります。
人質とかにされてにゃんこ先生と交換とか言ってくるかも?
2019-08-02-10:10 七猫
[ 返信 ]