2019-05-03 (Fri) 20:34
先日発売した夏目友人帳最新単行本第24巻を買ってきました。
・95話~96話、タキメイン回
・97話~98話、田沼メイン回 ※夏目もよく知ってるあの妖も登場
・特別編20幕間探偵 夏目と田沼、北本、西村、男4人で〇〇〇へ
・99話、妖との心温まる交流回
・欄外やあとがきで、作者の緑川ゆき先生の作品やキャラクター、劇場版に対する想いが。
単行本24巻発売&100話(5月24日発売のLaLa7月号)記念で、下記のとおり色々企画も行われているようです。
・5月24日発売のLaLa7月号は100話掲載記念号 ⇒ 表紙&巻頭カラー、ふろくやプレゼントも
・ニャンコ先生100ニャン祭り ⇒ 全国の書店(開催店のみ)でニャンコ先生を探して限定クリアファイルをゲット
(地元の書店でやっていなかったので、県庁所在地まで車で片道3時間近くかけて行ってきました)
・#ニャンスタ ⇒ ニャンコ先生のニャンスタ映えする写真をツイッターにアップして限定ステッカーが当たる
そんでもってこの24巻、95話から99話までと特別編が1話収録されていますが、いきなり95話の冒頭からタキの彼氏疑惑という、俺らタキファンにとっても衝撃的な展開から始まっています。
そういえば今回の表紙イラスト、最初に(雑誌かツイッターで)見た時から田沼とタキがすごくいい雰囲気で描かれていたのが気になっていたのですが、それに本編でもよく二人で一緒にいるところを見かけるし、まさかタキの彼氏って田沼…!?そんな田沼お前嘘だと言ってくれー!!←
先に結論から言うと、タキの彼氏は田沼ではありませんでした。っていうか、タキには彼氏などいませんでした。まあ俺は最初からタキ(と田沼)のこと信じていましたけどね←
マジレスすると、表紙に田沼とタキが描かれているのは、別に二人がデキているからとかそんなんではなくて、単行本にタキメインのお話と田沼メインのお話がそれぞれ収録されているからだと思われます。
それにしてもタキの彼氏疑惑を聞いた時の夏目の動揺っぷり笑
これまでも西村から女の子の話題を振ってもらっても夏目ってば興味無さげな反応をしていて、その度にお前本当に高校生男子なのかとツッコまずにはいられませんでしたが、そんな夏目の年頃の男の子らしい反応をはじめて見た気がして、ちょっとホッとしました。
でもタキメイン回とくれば、いつもは田沼と三人一緒という印象が強いのですが、今回は夏目とタキの二人だけでしたね。
そんでタキの彼氏と思われていたのは実はタキの兄で…という割とお約束な展開ではありましたが、タキの家族がはじめて登場とくれば、これはもうタキとの仲をタキの家族に認めてもらうチャーンス!と思っていたら本当に「妹をまかせてもいい」的なことを言われて、俺らタキファン的にはもう!もう!最高に盛り上がりまくりでした!
でもまああそこまでタキのために一生懸命してくれて、タキのためならタキの家族の事情に踏み込んでくるのもためらわないときたら、タキのお兄さん…勇さんでなくてもタキのこと好きなのかなと思っちゃいますよね。でも夏目の場合はタキだけではなく、他の人達や、見ず知らずの妖に対してもそんな感じですからね。やっぱり夏目って一度でも自分と関わってしまったら放っておけないタイプなのでしょうか!?
でもやっぱり夏目にとってのタキは他の人達や妖たちと比べても特別だと感じたのは、俺がタキファンゆえの贔屓目だけではないはず。二人すごくいい雰囲気でしたし、何よりタキが夏目に見せてくれた笑顔がそれを物語っているような気がしました。
タキと勇さん、妖を信じる妹と信じない兄という正反対の二人でありながら、どちらも己の信念や理論を突き詰めず(己の道を究めず)にはいられないといったところが似た者兄妹な感じがして興味深かったですね。
あとタキの家族の設定がちょっと変わったかなと思っていたら(16巻64話では父と兄が海外赴任で母はいつも帰りが遅い→24巻95話では両親は仕事の関係で年中海外、兄は家を出て離れた大学へ)、単行本欄外で緑川先生がそのことに言及されていました。
その後の田沼メイン回では、妖絡みの厄介ごとに巻き込まれた田沼を夏目が心配するという、いつもとは二人の立場が逆になっていたのが、興味深かったですね。夏目が田沼に「気になることがあれば言ってくれればいいんだ!」と珍しく感情的に言っていましたが、それ田沼が夏目に対してずっと思っていたことでしょうし。
夏目が三篠に友人帳を使って命令するのではなく、あくまで友人として頼みごとをしに来たというのが、妖との関係も人とのそれと同じくらいに大切にする夏目らしくて、今の夏目は人と妖との橋渡し的な存在になりつつあるような感じさえしました。
そして特別編。俺も夏目と同じで、この漫画を読んでいると何もかも妖の仕業だと思えてきて仕方ない件←。
でもたまにはこういうふうに同年代の人間の友達とのたわいないひとときというのも悪くないのかなと。
というようにずっと人間がメインの話(田沼回は三篠も出ていましたが)が続きましたが、最後の99話は久しぶりに夏目と(初登場の)妖が交流を深める話になっていて、ちょっと切なくも心温まる妖との交流が描かれるいつもの夏目友人帳クオリティーで締めくくられていました。