2018-09-06 (Thu) 04:09
先日、9月5日に夏目友人帳最新単行本23巻が発売となりました。
(ちなみにBS11で放送中の夏目友人帳シリーズセレクションを視聴しながらこの感想記事を書いています。)
表紙の夏目とニャンコ先生のイラストがすごく暖かみの感じられるイラストでいいなと思いました(小並感)。
9月7日追記
新規描き下ろしイラストだとばかり思っていましたが、去年のLaLa2017年11月号の表紙と同じイラストでした。
それでもいいイラストにはかわりないんですけどね。
ちなみに私が購入したのは同日発売のラバーストラップ付き特装版の方です。
(劇場版ノベライズの方はまだ買えていません…)
今月22日発売のLaLa11月号には対となるデザインのストラップが付録としてついてくるそうで、こちらも楽しみです。
23巻にはテンジョウさん(90話、91話)と約束の残る家(92話、93話、94話)が収録されていて、
我らタキファン必読の「苦手なふたり(95話、96話)」が収録される24巻は来年2019年初夏発売予定とのことです。
テンジョウさんでは西村や北本といった妖が見えない人間の友人たちもガッツリ絡んできて、よくある学校の怪談・七不思議的なノリで物語が進んでいきます。
またいつもの妖絡みの厄介ごとの巻き込まれパターンかと思いきや、今回は夏目も西村や北本達と同じ見えない・わからない立場で話が進んでいったのが、すごく新鮮でした。
ぜひまた氷室先輩や田沼、西村・北本達(あとタキも)と一緒に学校の怪談七不思議的な話を読んでみたいです。
約束の残る家では名取さんや柊達と楽しく枇杷狩り…するだけで終わるはずもなく、名取さんといえば的場ということで、残念ながらまた的場一門絡みの妖関連の厄介ごとに巻き込まれることになってしまいます。
この話の一番の見どころは夏目が的場に元気を出してと枇杷をあげた後で、今度はその夏目が名取さんから元気を出してと枇杷をもらうところです。あまりうまく言えなくてすみませんが、そういうのってなんかいいなと思いました。
的場は夏目には一目置いているのに対して、同業者の名取さんには容赦なく厳しい言い方をしていたのが印象的でした。まるで名取さんの祓い屋としての資質が的場に試されているようで読んでいる方もキツかったですね。(でもその後の名取さんと的場のやり取りや緑川先生の巻末コメントを合わせて読むと、的場の頭首として背負う重さとか、相手に自分の気持ちを伝える難しさとか、色々と見えてくるものがありますが)
初期の頃の(妖を目的のためなら殺すことも躊躇わない)的場は(妖も人間と同じように接する)夏目とは相容れずに対立していたのが、今は夏目のことをある程度は認めるようになったからか、(的場一門の目的に反しない限り)夏目の意見もある程度尊重するようになったというか、夏目のあしらいがうまくなったというか、目的達成のためにうまく利用している感じすらしますね。
そして苦手な二人ではあのタキに彼氏疑惑…!?って、ちょ、おいタキに彼氏って誰だよそいつ!?
単行本派のタキファンは1年も待たされないといけないのかよ!?
…なーんて、私はもうすでに雑誌で読んで知っているんですけどね←
私のような雑誌派にとって単行本を買う大きなメリットとしては、作者の緑川ゆき先生の作品とキャラへのあふれんばかりの想いが込められた解説コメントが掲載されていることにあります。
緑川先生の解説コメントを読んではじめて気付かされることも多いので(夏目の成長、夏目と名取さんの関係性の変化、ただ漫然と読んでいただけでは気付きにくいキャラクターの心情、祓い屋のコンプレックスとジレンマ、等々)
No title
七猫さんのおっしゃるとおりだと思います。やはり単行本に作者のコメントや解説があるのとないのとでは違うと思いました。どの作品とは言いませんがオリエントとか。
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