マギシンドバッドの冒険18巻19巻の紹介と感想
先週7月19日(木)頃にマギシンドバッドの冒険の最新単行本第18&19巻が発売しました。
これで一足先に完結した本編に続いて、外伝のシンドバッドの冒険も完結となります。
18巻ではシンドバッド率いるシンドリアとバルバロッサ率いるパルテビアとの戦争がクライマックスを迎えます。
19巻では新たな仲間・ヤムライハとの出会い、魔力操作の習得、因縁の宿敵・バルバロッサとの決着、南海の孤島に第二のシンドリアを建国、そして本編のあの葉王登場の名シーンへと繋がっていくわけです。
こうして2巻続けて読んでみるとやっぱりシンドバッドの冒険は面白い!
マギ本編よりも少年誌の王道バトル漫画していて、ジャーファルさん達とシャカのバトルとか、ドラコーンが暴走寸前のヒナホホを止めたり、あとはシンドバッドがバルバロッサと決着をつけるところとか、見どころがたくさんで超盛り上がりましたしね。
シンドバッドが大切な人たちの死でさえも自分自身が高みへと進む布石(踏み台)扱いしているのはどうかと思うところもありましたが、それ以上に仲間想いでラシッド王から宝剣を譲り受けた時には涙するそんな人間らしい一面がたくさん描かれていました。
アリババはカシム一人の黒ルフでも大変だったのに、シンドバッドの体の中にはシンドリア滅亡の際に死んだ多数の国民の黒ルフが入っているのかと考えると…ね。
そして何と言っても19巻の冒頭でシンドバッドとヤムさんの初めての出会いのシーンは、ロリヤムさんの可愛さもさることながら、裸族的な意味で本編の葉王登場シーンのインパクトを完全に超えていましたね。
おまけ漫画は18巻がシンドバッドに取り込まれた三人の黒ルフの記憶、19巻がヤムさんとシャルルカン、そのほかに描き下ろしありましたっけ?(マンガワンが全削除されているのでイマイチ記憶に自信が…)
でもおまけ漫画でも俺らのヤムさんはやっぱり可愛かった!ただこれまでのように「シン」と気さくに話しかけてもらえなくなったのがちょっと残念といえば残念かも。
18巻のおまけ漫画、これを読むまでセレン様はシンドバッド達よりも弟のセイランやパルテビアの方が大事なんだと思っていたけど、これを読んでからセレン様に対する見方が変わりました。まさかこんなふうに考えていたなんて…
特典ペーパーは事前の告知通りアニメイト限定。
それぞれシンドリア滅亡の前と後のシンドバッドと八人将+αの方々が描かれていますが、なぜか両方にジュダルが…
近所のサンデーサポーターショップ(SSS)を何件か回ってみましたが、やはりペーパーは付いてきませんでした。
17巻まではSSSで買えば特典ついてきていたのに…
裏サンデー マギシンドバッドの冒険
マンガワンはシンドバッドの冒険のページが全削除されてしまいましたが、裏サンデーは「おまけ一覧へ→」などまだ読めるところも残っているようです。
マンガワンでマギ本編が8月3日(金)まで期間限定公開中。
2巻分までが無料で、それ以降の分もライフかチケットがあれば(24時間以内は)読めるようになっています。
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シンドバッドの中にいる黒ルフになった人達…皆、私は名もなき云々と言ってるのは自我が消えていこうとしてるせいでしょうか。他の漫画で死のうがどこに連れ込まれようが自分の名前を覚えていられる事が自分の自我を保つのに大事だと読んだので。
私もセレン様の見方がかなり変わりました。シンドバッド達の事を気にかけていた事も、毒蜘蛛姫と呼ばれる軍人にまでなったがかなりの無力感を抱えていた事…。
しかしシンドバッドも辛すぎですね。たくさんの人達のシンドリア滅亡時の記憶と共にあるのは。
ただこの体験のせいで自分と他人の自我の区別が曖昧になり後のルフ還元につながるのかなとも思いました。例え他人の自我が消えても俺が一緒に連れていけるからいいやみたいな。
個人的にセレン様に殺されて吸収されたらしい四天王のメンフィスの記憶が見たかったです。多分彼もシンドバッドの中にいる…。
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マギ(大高忍先生)最新情報
├オリエント(新連載): 2話 NEW!
├本編: 第369夜(最終回)
└シンドバッドの冒険: 第182夜
単行本
├本編:37巻-11月17日頃発売
└外伝:18巻、19巻-7月19日頃発売
└オリエント1巻:8月17日頃発売
作者
├大高忍の手書きブログ:2018年6月8日更新 NEW!
└バックステージ:Vol.366
リンク
├大高忍のてがきブログ
└漫画家バックステージ
└裏サンデー(シンドバッド)
└マギ公式ツイッター
└マギ公式サイト
└シンドバッドの冒険TVアニメ公式サイト
※情報は6月9日(土)現在
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マンガワンの掲載終了情報を見逃していただけに助かりました。
>シンドバッドの中にいる黒ルフになった人達…皆、私は名もなき云々と言ってるのは自我が消えていこうとしてるせいでしょうか。
アリババがイル・イラーの中にいたときに、セッタ達から「ここへ収容された途端怒りも悲しみも生への執着も手放してしまった」と言っていましたが、黒ルフになってシンドバッドの中に取り込まれたセレン様も同じような状況なのでしょうかね。
>この体験のせいで自分と他人の自我の区別が曖昧になり後のルフ還元につながるのかなとも思いました。
私はそこまで深くは考えていませんでしたが、言われてみればたしかにその可能性も十分考えられますね。