2017-10-12 (Thu) 18:39
こっちの記事は割とネガティブですので、最終回の余韻に浸っている方は読まない方がいいかもです。
まあ以前の記事で漢字変換間違えていた私が言える立場ではないかもですが、
最終回のサブタイトルが「願い事」というのはうーんどうなんだろう。
個人的には「創世の魔法使い」の方がマギという物語の締めくくりにはふさわしいような気がしました。
最終回はきれいに大団円で締めくくられていましたが、まだ明らかになっていない謎がいくつか残ったままですが…
でもまあ私たち読者が想像力を働かせる余地を残しつつ、キリの良いところで終わっていたので、これで良かったのではないでしょうか!?
ぶっちゃけ感情移入したキャラが徹底的に精神的にも肉体的に追い詰められる鬱展開は読んでいる方もすごく辛かったですし、これ以上続くとさらに読者の中から脱落者が出てくるおそれもあったので、ここで終わらせてもらってホッとしたという気持ちも無くはないです。
でもアリババの尋常ではない強運についてだけは説明して欲しかったです。
アラジンとの出会いから始まって、シンドバッドとの関係性や、白龍に殺されてから生き返るまでの経緯など、それこそシンドバッドのように運命に愛されている特異点でもなければ説明がつかないことだらけでしたからね。
そもそもアリババ達の世界の戦争って、神の決めた運命に対して人間が抗い立ち向かっているように思っていましたが、
もしかしたらそれぞれの神々が選んだ特異点達による神々の代理戦争的なものだった…というのは発想が飛躍しすぎでしょうか!?
あと三年前まであれほど酷い戦争をやっていたわけだから、恨みを抱いている人間も相当いると思われますし、
それこそこの先、第二の白龍、第三の白龍が出てくる可能性も…
みんながみんなあんなふうに笑って生きていけるとはとても思えないわけで…
そのような現実にアリババ達がどう向かい合っていくのかはちょっと読んでみたかった気もします。
もし第二第三の白龍が出てきたとしたら、三年前に白龍の説得に失敗したアリババが、今度はどのようなやり方をするのか見てみたかった気もします。