2017-02-01 (Wed) 06:25
これまでの簡単なあらすじ
前回、シンドバッドは故郷のティソン村の人達が酷い人体実験を受けていたことを知る。故郷のティソン村の人達と、自身や商会にとっての悲願の建国、究極の二択を突きつけられたシンドバッドが選択したのは後者の方だった。そして今回のサブタイトルの「決裂」、まさかここまできて建国の話が決裂に…!?
どうだね。君の望みどおり全て処分しておいたよ。
すみませんてっきりシンドバッドが手を下したものだとばかり勘違いしていました。前回の感想記事の一部を訂正させて頂きました。
それにしてもここまで来てしまうといよいよもう後戻りはできないという感じがしてしまいますね。
っていうか、バルバロッサは本当にあの人達を処分したのかどうかが気になります。もしかして実はまだ処分などしておらず、それどころかあの人達にシンドバッドがお前達を処分させようとしていたと吹き込んで、シンドバッドを逆恨みさせようとしているんじゃ…!?
シンドリア商会はまさに大忙しだった。同盟国の協力を得るために皆各地を奔走した。
ここでちょっと思ったのですが、シンドリア建国にはパルテビア以外にもバルバッドや七海連合の同盟国も絡んできているので、いくらバルバロッサでもそう簡単にシンドリアに攻め込むことはできないように思えるのですが…それこそ何かよっぽどの大義名分でもない限り…
シン、働きすぎですよ。 じゃあ、本当に無理しないで下さいね。
シンドバッドが明らかに無理している感じなのが…精神的に追い詰められている感じなのが伝わってきて辛いです。せめて誰か一人でも周りに悩みを打ち明けられる人物がいれば、少しは違っていたのかもしれませんが…
単刀直入に言う。今すぐ建国をやめろ。お前はバルバロッサにだまされている。あの男には何か裏があるに違いない。
この時、セレン様が言ってたことが正しかったことは、後の歴史が証明してくれるわけですが…
なら、私との婚姻の話はどうなる? それはあくまでお前の持論だろ?「国」に「血」は必要ない。
セレン様の王族の血の話、迷宮ゼパルでの思想対決の時は(ジンにふさわしい王の器を決める場だったので)それなりに強い説得力があったものの、あの時と今では状況が大きく変わっているので完全に空回りしてしまっている感が…
あの男はお前を都合のいいようにコントロールしようとしているんだ。なんでそれに気づかない!!
まったくもってそのとおり、さすがセレン様は過去にバルバロッサから酷い目に遭わされたことがあるだけあって、バルバロッサのことをよくわかっています。でも残念ながらセレン様が言っているのはどれも確たる証拠もない憶測ばかりで、いつもの個人的な感情論と受け取られても仕方ないんだよなあ…それこそ自分のわがままで男を振り回す痛い女の子みたいで…セレン様にはもうちょっとこうシンドバッドを説得できる材料を持ってきてくれることを期待していたのですがさすがにこれでは…
やっぱりもうダメなのか…私の声は…届かないんだな。
これでセレン様が躊躇なくゼパルでシンドバッドを…という展開になりそうな予感が。