2016-11-02 (Wed) 05:58
これまでの簡単なあらすじ
「私(俺)と友(達)にならないか」と言ってくるヤツほど信用できないヤツはいない…
そんな様子では親睦を深められないぞ。さぁ、私に釣りを教えてくれ。
私たち読者はこの後初代シンドリアがパルテビアに何をされたのかを知っているので、バルバロッサがシンドバッドに良くしてくれるのも何か裏があるんじゃないかと思うのですが、もし何も知らずに読んでいたらバルバロッサに対してどんな印象を抱いていたのかな…とふと思いました。
それにしても一体あと何話この茶番見せ続けられるんですかね?もうそろそろいい加減しんどくなってきたのですが…
相手に買った時のよろこびはこの比じゃないですよ。
これはヤバイ、何がヤバいかって自分の身の上を話しだしたら、それだけ相手に心を許し始めている証拠だからです。
シンドバッドお前これまで何度も騙されて痛い目見てきたのを忘れたのか!?セレン様やドラコーン、ジュダルに言われたことを思い出すんだー!!
…俺の故郷はティソン村という小さな漁村でした。
よし、バルバロッサの方からシンドバッドの故郷の話を聞いてきたぞ。この話の流れからすれば、シンドバッドがティソン村を見に行きたいと言っても何らおかしくはないわけだ。今がチャンスだシンドバッド、どうした早く言うんだシンドバッドー!!
私の目的はただ一つ。パルテビアという国と人間を、世界に知らしめることだよ。
なんかこの人の言い分を聞いていると、その内他国を侵略し始めそうで怖い。本気で世界征服とか考えていそう。
私はそれが我慢ならなかった。それを変えるために国のシステムも変えた。
まあかなり優秀な政治家であることには違いないんですけどね…
私はたしかにパルテビア人です。ですが、パルテビアの人間が特別優れているとは思ってはいません。
そうそうそのとおり。だからシンドバッドよこんな危険思想の持ち主からの友の誘いなど早く断ってしまうのだ…
多様な種族をまとめ彼らを率いているのは…パルテビア人である君じゃないか。
これは…明らかに良くない流れのような気がします。最後の方ではシンドバッドがバルバロッサに論破されかけていて、このままだとマジで自分達パルテビア人が特別だと思いかねないぞと。シンドバッドにはレームでマーデルに奴隷にされた時のことを、自分が特別だと思い込んでしまったがゆえに痛い目を見たのを思い出して欲しい。