2014-01-28 (Tue) 23:56
これまでの簡単なあらすじ
アリババが紅玉に先ほどの紅炎とのやり取りを話そうとしたところ、急に紅玉の様子がおかしくなってしまう。そうそれはまるで紅玉の姿をしたシンドバッドが話しているかのようで…
いや、あいつら(=モルさんやオルバ達)にはまだこのことは話してない。
やはりアリババは誰にも…モルさんにさえ相談せずに一人で決めてしまったようですね。
でもこれはモルさん達の意見を聞くつもりがないというよりは、自分に無理についてくる必要はないから、どうしたいかはお前達(=モルさんやオルバ達)が決めろとでも考えているのでしょうか?
アラジンにも、これからどうするかは彼自身に選ばせると約束しよう。
それでもおそらくモルさんやオルバ達はアリババについてくると思いますが、アラジンはどうするのかが気になりますね。アリババとモルさん達の関係が主従関係に近いのに対して、アリババとアラジンの関係はほぼ対等であるからして、それなりの理由や目的がないと一緒には来てくれないかも…
さっきの君の煌帝国入りの話だが…これはそんなに深刻じゃない。
アリババが煌帝国入りをためらっていたのは、恩人のシンドバッドやシンドリアの人達を裏切ることになる後ろめたさが大きかったと思うのですが、こうしてシンドバッドから自分だけではなく師匠達も理解してくれると言われたら、もう煌帝国入りの(物理的な意味でも精神的な意味でも)障害は無くなったも同然のような気がします。
最後に、俺は君のことを何があっても味方だと思っているよ。それじゃあな!
シンドバッドはずるいですよね。アリババの気持ちを尊重する(アリババのやりたいようにやればいい)ようなことを言っておきながら、最後にこんな事言われたら絶対裏切れないじゃないですか。
俺は今、3つの命の力を借りて世界中から情報を集めている。1つは煌帝国、もう1つは自分の領土内、最後の1つは君にも教えられないがね。
シンドバッドが紅玉と同じように無意識でスパイさせている人があと二人もいるなんて…それが一体誰なのか、もうすでに登場したキャラクター達の中にいるのか、すごい気になります。
だが君は想像した方がいい。頭の中に、敵国の盗聴魔法が仕掛けられていると発覚した紅玉姫が、煌帝国の中でどんな悲惨な立場に追い込まれるかをな。
これは絶対アリババが紅玉をそんな目に遭わせられるわけがないことをわかったうえで言っていますね。やっぱりシンドバッドはずるい…卑怯です。
でもたとえばこれがアリババが原因で紅玉がこうなってしまったのならまだわかりますが、自分が元凶なくせに顔色一つ変えずにこんなこと言えてしまうなんて、シンドバッドのことちょっと見下げ果ててしまいそうですよ…
そして俺も、どんな汚い手段でも使うよ。自分の国を守るためならな。
今回シンドバッドもそして紅炎もまた同じことを言っていましたね。そして二人はアリババにも王ならば自分の国を守るためにそうしろそうなれと言っているように感じました。
こうしてアリババも汚い大人になっていっちゃうのか…でもそんなの嫌だなあそんなアリババ想像もしたくないよなあ…それに自分の国を守るためなら他の誰かを犠牲にしてって、少なくともアリババの場合はそれはやっぱり違うと思うんだけどなあ…
むしろそういう犠牲にされる人達…虐げられし弱い人達を助けるのが、アリババらしいと思うんだけどなあ…
いいや、やつ(=白龍)は俺に、何もできないだろう。そう俺たちが仕向けているからだ。
紅炎はアリババに色々なことを話してくれたように見えて、実は肝心なところは何一つ話してくれませんでしたね。
今、白龍はジュダルと手を組んで、何やら良からぬことを企んでいるようですが、紅炎はそれを知った上であえて泳がせているとでも言うのでしょうか?それにしたって何もできないとは一体どういうことなのでしょうか?まさか白瑛さん…最近白瑛さんと親密になっているのも、いざとなれば白瑛さんを盾に手出しさせないつもりだとか?そもそも紅炎があれほど白龍のことに詳しいのも、白瑛さんから白龍の情報を得ていたりする?
やつが……「恨み」を飲みくだせぬ王の器であったからだ………
まあ恨んだ相手は消すしかないとまで言っていましたからね…王というよりまず人としての器が小さいと思われるかもしれませんが、そもそも白龍がこうなってしまったのも、生まれつきの性格もあるのかもしれませんが、幼少期のトラウマ…母親の玉艶の裏切りと死ぬ直前に兄が言った「戦いぬくと誓え、この国の仇敵を討て」という言葉の影響が大きすぎるような気がするんですけどね…
今回は紅玉と白龍の扱いがちょっと可哀想すぎるかなとも思いました。国を守るという大義名分の元で、個人の恨みや恋愛感情につけこまれていいように利用されてしまっていますからね…