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トップページ » ジャンプ(連載終了or休載中) » .ぬらりひょんの孫 » ぬらりひょんの孫 第百五十ニ幕「波紋」の感想

ぬらりひょんの孫 第百五十ニ幕「波紋」の感想

 百物語組にとって、自分達が生み出した怪異を潰していく奴良組…特に二代目の鯉伴は目障りな存在だった。そこで百物語組の山ン本五郎左衛門は二代目に暗殺者を差し向ける。その暗殺者は自らを黒田坊の怪と名乗り、あっという間に二代目を追い詰めていく。しかし、本気を出した二代目は黒田坊を圧倒、勝負はついたかのように見えたが…

 今週のトビラ絵はつららの母親の雪麗さんでしたね。ウェーブがかった髪型やどこか気だるげな表情、仕草や体つきから、大人の女性の色香を感じずにはいられません。ああっ、俺も、俺も雪麗さんに凍らされたいです。たとえ凍死しようとも雪麗さんと口づけを交わせたら本望というものです。でもつららはつららで可愛いし困ってしまいます…

 本編では二代目が黒田坊の格の差を見せつけて、勝負は決まったも同然でした。でも黒田坊は諦めずに自分に与えられた"暗殺"という任務を忠実に遂行しようとしていた。なぜなら暗殺こそが黒田坊の存在意義そのものだからなんですね。そんな黒田坊に対して、二代目はオレとてめぇじゃ背負ってるモンが違うのだと…

 この江戸は奴良組のシマで、鯉伴はその奴良組の二代目。鯉伴が背負ってるのは江戸八百八町の闇で、それが鯉伴の存在する理由であり強さなのだと。普段は飄々と遊び人をしている鯉伴ですが、百鬼夜行の主としての覚悟と器の大きさを見たような気がしました。でも鯉伴は黒田坊にトドメを刺さずに、こんなことを言うわけです。

「黒田坊…オレを本気で倒してぇってんならよ 自分が何者かわかってから来るんだな」
「まっ…つってもてめぇからは単なるガラクタとは違う畏も感じんだけどな てめぇの…"底"の方からな…」

 てめぇには何かあんのかもしんねぇなと、二代目も黒田坊に何か感じるものがあったようです。そしてその後の口説き文句は反則です、男が男に対して惚れそうなそんな口説き文句でしたからね。ちょっといたずらっぽい笑顔をみせて、思い出したらそんとき見定めてやらぁ、オレの百鬼夜行にふさわしいかどーかをな、だなんて…

 その後、なんか他にも刺客がたくさん出てきて、さすがの二代目の数に押されてやられてしまったのか?あとに残されたのは二代目本人の血がべっとりついたマゲだけ。そしてそれを機に百物語組は江戸でますます勢力を伸ばし始めるわけです。まるで麻薬のような覇者の茶を餌に江戸中に怪談を広め畏を集めて、その勢いたるや…

 その数や勢いは奴良組を凌駕するまでに。しかしどうもその怪談のどれもが現代の都市伝説に比べると怖くないというかイマイチ迫力不足なんですよね。まあそれはともかく、百物語の怪異はいまや江戸を覆い尽くさんとしているわけです。ぬらりひょんも呑気に釣りをしているように見えて、なんとかせねばと思ってはいるものの…

 そこに河童のように浮かんできたのは、死んだと思われていた二代目でした。やはりあのときやられたように見えたのは畏で認識をずらしていたんですね。そして二代目の発案で、ぬらりひょんのつてを頼って百物語の会場へと潜入することに。それにしてもぬらりひょんが慌てる茶のみ友達って、まさか将軍とかじゃないですよね…
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