漫画の感想とかを書いています。【ネタバレあり】

　主人公・奥村燐はちょっと生き方が不器用なだけの普通の少年のはずだった。それがある日、見えるはずもないモノが見えるようになってから、彼の人生は一変した。自分の父親同然の藤本神父から言われたのは、自分が悪魔…サタンの息子だという衝撃的な事実だった。次々と襲いかかってくる悪魔達から藤本神父は燐を守ろうとしますが…

　小さな頃からまるで悪魔の子だと罵られ蔑まれてきていた。それを必死に否定して自分は人間だと思って生きてきたのに、本当に自分は悪魔だったということを知らされたときの燐のショックは計り知れません。ついに悪魔の力を抑えきれなくなってしまい、サタンの息子である燐を狙う悪魔達が、次々と襲いかかってきてそして…

　ついには教会が戦場となってしまうわけです。そこで藤本神父は燐に彼の悪魔の力を封じた降魔剣を手渡し、それを持って逃げろと。でもそんなんで燐が納得できるはずもないんですよね。そして藤本神父の口からは、お前が人である限り俺が育てる。それが悪魔の血を引くお前を生かすためのたった一つの条件だったからだとも。

　それはつまり燐は生まれてすぐに殺されかねなかったところを、藤本神父に助けてもらったっていうことですよね。なぜサタンの血を引いて生まれてきてしまったのか、燐の出生にまつわる秘密も気になるところです。教会を襲撃した悪魔は撃退したものの、まだ終っていませんでした。そして藤本神父は今最優先すべきは燐の身を隠すことだと…

燐「ふざけんな、てめえなんか親父でもなんでもねえ！」

　次の瞬間、藤本神父の様子が突然おかしく…まるで別人みたいに豹変してしまいます。まさかよりにもよってサタンに憑依されてしまうなんて。これまではサタンを跳ね除けていたものの、燐の言葉にショックを受けて隙を作ってしまったのだとしたら…でも誰が燐を責められようか、むしろ悪いのはこんな状況を作り出したサタンに他ならないのだから…

　サタンはゲヘナゲートで燐を向こう側の世界に連れていこうとするも、藤本神父の必死の抵抗と燐の覚醒によってそれを阻止されます。しかし藤本神父は死に、居場所を失った燐は、藤本神父の友人のメフィストと連絡を取り、そしてエクソシストになることを決意することに。しかしメフィストこいつ見るからに悪魔っぽいんですけど…

　次回からエクソシストを養成する正十字騎士団での学園生活が始まる…って、一体どんなことになるのか全く想像がつきません。ヒロインは、どんなヒロインが登場するのか、ジャンプSQ.5・6月合併号の表紙にいる女の子がヒロインなんですか!?