漫画の感想とかを書いています。【ネタバレあり】

バクマン。125ページ「焦慮と逆転」の感想

　絵が弱点だと言われてスーパーアシ中井さんを加入させ、2話目2位を取ったところまでは良かった。しかしその後、人気がどんどん急降下していき、目も当てられない状況に。ネットで集めた50人も次々と脱落していき、もう20人弱…しかもろくでもないヤツしか残っていない。そいつらに乗せられて、七峰先生は亜城木夢叶の原稿を盗むしかないと…

　PCPがやるネタを先にやれば、PCPがこっちをパクッたことになり、PCPは続けられなくなる。まあたしかに現実でも漫画やラノベで他の作品をパクって問題になったりしていますが、そういうのって大体新人が人気のある作品からパクッているんですよね。人気漫画のPCPが人気低迷している有意義～からパクっても何のメリットもないですしね…

　そんなわけで追いつめられて正常な思考ができなくなった七峰先生が出した結論がこれ。亜城木夢叶がやるネタを先にやる、盗むしかないというものでした。そして案の定ネットに七峰先生のやり方を晒すヤツが出始めていました。最初の頃は七峰先生もこういうやり方をやっているんだと胸を張ればいいみたいなことを言っていましたが、ね…

　編集部の反応を見てもわかるように、問題があるのは火を見るより明らかです。でも小杉編集は有意義な～を打切にするのは待ってほしいと、次の次の連載会議までに七峰先生と自分の関係をあるべき作家と担当の形にできなければ責任を取るとまで。たしかにこの事態を招いたのも七峰先生だけではなく小杉編集の力不足に原因があったのも事実…

　でも自分の力不足を認めた上で、現状をなんとか変えていこうとする、七峰先生との関係を築いていこうとする小杉編集の姿には心動かされるものがありました。てっきり七峰先生に振り回されるだけの若造かと思いきや…ね。ネット上の顔も知らない50人よりも小杉編集一人の方がよっぽど心強い、七峰先生のことを考えてくれているんだと思いました。

　今の中井さんは七峰先生の顔芸よりもよっぽど見苦しいったらありません。あんな醜く太った中井さんの、汚らしくポテチを食べる姿からは思わず顔を背けたくなるというもの。「そう？悪いねフフフ…」と言った時の中井さんがどっかのオバサンみたいで…ね。もう七峰先生もろとも中井さんも落ちるところまで落ちぶれていくしかないのでしょうか…

　そんでついにPCPと同じ話で同じ号で対決することになってしまいました。これまでの展開からどう考えても七峰先生に勝ち目はない…文字通り差を見せつけられることになりそうです。でもそれで七峰先生が改心するというのもそれはそれで面白くないような気が。"生徒会長に圧倒的不利な状況で立候補した生徒を勝たす話"どうせなら両者の作品を一部でもいいから掲載して読み比べさせて欲しいです…


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