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ROOM303 実力派エリート迅(葦原大介先生)の簡単な紹介と感想

2014-10-26 (Sun) 20:34

※ 平成26年10月26日 6年前にジャンプ本誌にROOM303が掲載された時の感想記事に大幅加筆修正しました。

 本日更新のジャンプ+で、あのワールドトリガーの葦原先生の伝説的読切「ROOM303」と「実力派エリート迅」の二作品を掲載した、葦原大介リバイバルが配信となりました。

 「ROOM303」は第75回手塚賞準入選受賞作で、今から6年前の平成20年ジャンプ33号にも読切として掲載されていて、葦原先生の名を最初に世に知らしめた作品でもあります。

 かなり読み応えのある本格的なミステリーで、先の全く読めない展開と衝撃の結末、キャラクター同士のやり取りや心理描写が秀逸だったのが印象的でした。

 葦原先生もインタビューでおっしゃっていましたが、漫画の描き方(話の展開の仕方やキャラ描写)がワールドトリガーとも通じるところがあって、読み比べてみると面白いです。

 「実力派エリート迅」は葦原先生曰くワールドトリガーのプロトタイプの作品で、あの迅さんが主役(修と遊真の出番はなし)の読切となっていて、ワールドトリガーと細かいところで色々と設定が違っているのが興味深くもあります。

 この作品でも迅さんはやっぱり迅さんで、あいかわらず飄々としていますが、やる時はやる男で、「いやだって「息子を助けてくれ」って本部長に頼まれてたし」とさりげなく言えるところがカッコ良かったですね。

 あとヒロインの瑠花さんが可愛かったのですが、ワールドトリガーに唯一足りないのはこういう典型的なヒロインらしいヒロインだと改めて思いました。

 たしかどちらの作品も単行本未収録だと思っていたので、正直自分も読むのは久しぶりですが、特に「ROOM303」の方は葦原先生独特の世界観が色濃く出ていて、当時はかなり衝撃を受けたことを思い出しました。もちろん今読んでもすごく面白いです。

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